コロンバスの旅   
1987年(2)



    OCLCはコロンバス市の北西の郊外
  ダブリン市にある。人口60万人の州
  都に比べてダブリンは一面畑が広が
  っている。そんな中に立つ全面ガラス
  張りの大きなオフィス。

  ビルの1階は丈のある木が植わって
  いて高い天井からは陽がさしていた。
  なかなかの景観である。


  (Inside of OCLC Building)

 (Maki & Ms.Kotaka in front of  
  the office)


  (From A Window of Office)


(Ohio State House)
 4月25日(土曜日)、びっしり詰まった1週間
 の研修の後初めての休日。今井君は朝早く
 からオハイオ州の南西シンシナティー市に
 バスで出かけた。確かメジャー・リーグを見
 ると言っていた。コロンバスからはかなり
 遠い。

 私はホテルにタクシーを呼んで貰いコロン
 バス市内へ出た。人も車も見かけない川沿
 いの道をかなり走って都心に出た。タクシー
 代は$20.00 当時のレートは約¥140
 だから¥2800ほどになる。
 
  土曜日のコロンバスの街に出てびっくりした。
  何故かと言うと街には歩いている人がほとん
  どいないのだ。この街はゴーストタウンか。
  ニューヨークやフィラデルフィアと言わない迄
  も少なくとも州都である。一人で道を歩いてい
  ても何か不気味であった。やっと見つけたデ
  パートに入ってチョッとホッとしたと言うのも妙
  なものだ。ハンドバッグの売り場ではバッグが
  全てチェーンで繋がっていた。アメリカの現実を
  見た様な気がした。昔出張先のワシントンのデ
  パートで万引きの現場の大捕り物帳を目撃した
  事がある。チェーンは自衛策である。

  夕刻ダブリンのホテルに戻るのに流しのタク
  シーがいないのには参った。レストラン迄戻っ
  て呼んで貰った。


(Scioto River)
  

(Dam of Scioto River)

  翌日の日曜日はMrs.Kotakaが我々
  二人を郊外へドライブに連れ出してくれ
  た。緑の溢れる豊な自然が待っていた。
  田舎の道を車も100キロを越えるスピー
  ドで飛ばしている。Scioto Riverでは
  静かに釣りを楽しむ人を見かけたが、
  一方大きなダムがあった。

  そんな自然のなかにコロンバス動物園
  がある。『とても広くて大きな檻で飛び
  回っていた小柄で可愛い猿の群れがい
  た。檻の前のボードにはスノウ・モンキ
  ーと書いてあり原産地日本とあるのを
  見て、この異郷の地にあって、その猿
  達がなんとも健気に見えたことか』

(An American Indian at the Zoo)

(Snow Monkeies At Columbus Zoo)

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