ヘルシンキを訪ねる (3)  


  7月19日(火曜日)夕刻4時過ぎのフライトでパリ経由帰国の日。今回のツア
  ーで唯一フリーの一日。朝もゆっくりとマイペース。朝食のレストランでは添乗
  員の鈴木さんを見つけ一緒のテーブルに。丁度大橋さん親子も同席。
  しかし午後1時半にはホテル・ロビー集合である。

  

                                                                           
 独り散策に出かける朝のホテル・フロント風景。ヘ
 ルシンキのフリータイムには大いに期待していた。
  昨日バスで走っていた感じでは都心部はそんなに
  広い街ではない。自分の足で歩いてみよう。
 ヘルシンキ市内のショッピング・センターのFORUM.
 昨年訪ねたアイルランドの首都ダブリンのショッピン
 グ・センターを思い出した。幾分こちらの方が大きいか。
 チョッとした文房具店や食器店にもシンプルで優れた
 デザインのものが目についた。やはりここはヘルシン
 キであると実感。
 
 
   
 ヘルシンキ1と聞いていたデパート・ストックマンを
 訪ねる。わりに落ち着いたクラシックな作り。貴金属
 売り場ではたまたま店員が一人しかおらず私にして
 は珍しく先客が終わるのをジーっと待っていた。店内
 の化粧品売り場では資生堂のコ―ナーもあり北欧で
 もブランド名が知られているようだ。
 
 この辺りはヘルシンキの中心部。先ほどまでは雨が降って
 いたが珍しく街のミュージシャン達。静かな曲を演奏していた。
   
 雨が上がってストリートのテーブルにも人が帰って
 きた。連日続いた強い陽射しも和らぎ、しのぎ易い。
 傘を持つ手をカメラに変えてバシバシとシャッター
 を切る。
 へルシンキのメイン・ストリートのマンネルヘイミン通りを右
 折して脇道を一人歩き続ける。漫画のポスターを見つけた。


 

 
 エスプラナーディ公園脇の道。日本車はあまり見み
 かけないがドイツのアウディはよく見かけた。
 ヘルシンキ市内のメインストリート。この個性的なビルは
 何の建物だったか。昔の都電の色柄に似た緑と黄色の
 路面電車が走っていた。
   
 マンネルヘイミン通りを左折するとポホヨイスエスプ
 ラナーディ通りに入る。その右手には緑のエスプラナ
 ーディ公園である。
 公園の少し先はもう港であり鳩に混じり白い鴎が舞ってい
 る。ヘルシンキ市民の憩いの場である。近くにはレストラン
 や喫茶店のテラスが目立つ。
 
  午後2時過ぎにはヘルシンキ空港へ。免税手続
   きを済ませその書類を空港内の免税店に持参
   すると、その場で現金のユーロで戻してくれた。
   これは初めての経験である。
 Finair のエアバス321機。左右3席ずつの座席で170席
 ほどのスマートな機体。パリまでは3時間弱のフライト。
 東洋人の顔はさすがツアーの我々だけだ。
    
  夕刻7時にはパリのシャルル・ド・ゴール空港に
   到着。時差が1時間あり6時に逆戻り。これから
   11時25分発の成田行きまで5時間以上をどう
   やってこの空港内で過ごしたものか。
 2年前のポルトガルのリスボンからの帰国便がエール・
 フランスでやはりこのパリ空港の同じエリアで成田便を
 待った。しかしあの時はせいぜい2時間ほどで退屈はし
 なかったが。
 ロンドンの地下鉄で自爆テロがあってまだ日が浅く時折
 自動小銃を手にした迷彩服の軍人か特殊警察か巡回し
 ていた。


へ戻る