牧義人イギリス旅行記第2弾 2005年6月刊行!
牧 義人 著 東洋出版梶@刊行
¥1500(税込み) 四・六版 189頁 ISBN4-8096-7497-5 写真多数
コッツウォルズと言う地名にはイギリス人にとっても何処か懐かしく憧れにも似 た響きがある。ロンドンから西に200キロほど行ったイングランドの丘陵地帯で ある。14,5世紀には羊毛の産地として栄えた村々が21世紀の今もその面影 を色濃く残したまま点在する。 最近英国を訪ねる日本人は年間40万人にもなる。ロンドンからの日帰りバス・ ツアーもありコッツウォルズ地方を訪ねる日本人も年々増えている。 |
Lower Slaughter in the Cotswolds
英国の田舎は舗装された立派な道が続いているが、私のコルサ1.2の前にも後に
もほとんど車を見ない。日本の都会しか知らない身には嘘のような快適なドライブ。
軽やかに100キロで緑の中を駆け抜ける。東京のビジネスマンにとってはほとん
どその対極のような世界である。 朝はラッシュアワーの地下鉄にもまれ、昼にはせ
かせかと慌しくとるランチ。スケジュールに追われる日常からは遠くかけ離れた日々。
静寂が支配する空間と時間の中にあって私は成田からロンドンへ飛んできたボーイング747 を思い出す。そしてその記憶はマリアナ諸島を飛びたって紀伊半島の尾鷲上空を編隊で飛ぶ 爆撃機ボーイングB29へ突然フラッシュ・バックした。 |