チェスターを訪ねる 
      A 1998年




 『午後4時15分チェスターに到着するまでバス
はひたすら走り続けた。リバプール市のさらに南に
位置する古都チェスターはイングランドと
ウエールズの国境の町である。中世のままの
佇まいを残しディー川沿いに広がるチェシャー
州の州都である。』



(River Dee in Chester)

 
 











『長々と続くガイドの説明が終わって城壁から町
中へ降りた時はほっとした。寒さも幾分和らいだ
感じだ。町は白壁に黒い木組みの4,5階建て
ハーフティンバーといわれる木造建築が目を
ひく。ガイドの話ではこれらの建物は16世紀チュ
ーダー朝の建築という。あのヘンリー8世からエ
リザベス1世の時代である。しかしこの白と黒の
コントラストの鮮やかな建物は全く古さを感じさ
せない。むしろとてもモダンでさえある。』






                              (A Street of Chester)




(Mrs.Shirai, Maki and Mr.Fuse in Chester)






 『夕刻6時前に発った私達のバスはチェスターの町
 中を出るとしばらく郊外に向けて走った。しかし15
 分もすると片側は瀟洒な2階建ての民家が並ぶ通
 りに出て、その向かいに広いアプローチのあるアボ
 ット・ウエル・ホテル
に着いた。

 ホテルの横は一面麦畑が続く。こちらで言うコー
 ン・フィールドだ。』




(Mr.and Mrs.Hooks from USA)







 3泊4日のこの英国周遊のツアーも今晩が
最後の夕食になった。アメリカ人達が座るテ
ーブルの向かいに私達日本人が横一列に席
に着いた。

 『9時,お開きになる前に私はカメラを持って
席を立つと、最初に向かいのオハイオからの
若い夫妻に
「貴方達の写真を撮らせて下さい」

2人は早速寄り添って私のカメラにポーズを
とった。続いて左前のアルゼンチンの親子を。
私の右隣のカリフォルニアからの老夫妻も、彼
は綺麗な銀髪の奥さんの肩を引き寄せて私の
カメラに収まった。』















  






(Mrs.Canabal and her daughter from Argentina)


(Mr.and Mrs.Stein from San Francisco,USA)


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