プラハを訪ねる  (2)

2000年7月15日、土曜日朝からプラハ城を訪問。城を下ってカレル橋に出た。
賑やかなカレル橋を下り初めて東岸のプラハ旧市街へ出る。両側 4,5階位
の建物に挟まれた割と狭い路地をガイドについて一行は先へ進む。

                                                                            
 カレル橋を降りたすぐ近くに思わぬ風景。水兵姿の
  彼らはコンサートの案内をしていた。
 世界各地からの観光客が行き交うカレル橋。全長
  500メートル以上にもなる歩行者天国。プラハ城に
  も負けないプラハの観光スポット。




         添乗員が次に案内したのはレジ―ナと言うボヘミアン・グラスの店。特に興味が
         あった訳ではないが、たまたま手にしたワイングラス。透明なガラスに刻まれた
         文様がキラキラ輝く器に赤いワインを注いでみたくなった。


  日本人の若い店員は
  「ここでお買い上げ頂いたグラスは今日の内に
  ホテルに届けます」
  という。午後のプラハ市内散策のことを考えると
  あり難い。6客のセットで3720コルナ。1万円強。
  免税手続きにパスポートを確認していた店員は
  「あら!お客様は浦安なんですね・・・・・私も千葉 
  県なんです」  
  「あそう、千葉はどちらですか?」
  「私は松戸なんです」
  「プラハは長いですか?」
  「いえ、まだこちらへ来て日は浅いんですよ」

         (Miss Yokota of the Shop)  
   
               







                                                                              
  プラハ旧市街の路地。商店が並ぶ。
  レジ―ナもこんな通りにあった。
 中欧で最も古い11世紀からのユダヤ人街の
  跡地と言われる。




          レジ―ナ店を出た後、ツアーの一行はプラハ旧市街の広場に向かった。
          石畳の広場の中央に15世紀の宗教改革者ヤンフスの像があり、周りの
          石の階段、その前のベンチには多くの若者や旅人が腰を降ろしている。
          彫刻自身は割と新しく1915年の建立と言う。


                


                     (プラハ旧市街広場のヤンフス像前)

               

                          


広場の一方には15世紀の大きな天文時計を付けた旧
 プラハ市庁舎がある。建物の色は少しくすんでいるが、
 これもプラハのガイドブックに必ず紹介されている名所
 ではある。


                

 













(Kostel Panny Marie Pred Tynem
ティ―ン教会)
                                           (A Picture of Wall) 






  中華レストランでランチの後はフリータイム。一旦ホテルへ
  戻る人はこのままバスで送る。
  私はやはり男性1人でツアーに参加している同世代の吉
  原大吉氏と一緒にプラハの街を歩く。早速ウインドウ・ショ
  ッピング。最初に入ったのがガラス工芸品の店でした。2
  階には陶器類もある。吉原氏は6客セットのコーヒーカッ
  プを手にとって熱心に見る。彼が意を決した様に決めた
  のは価格ではなく日本へ持って帰る大変さだった。

  その後寄った貴金属の店。私には娘に頼まれていたイヤ
  リングの事が頭にあった。最近はイヤリングと言っても大
  半がピアスであり要注意。ガラスケースの中のイヤリング
  も全体のT,2割しかなく、今やイヤリングと言えばここ東
  欧のプラハでもピアスが常識のようだ。
  チェコの石ガーネットがお勧め。今まで英語で対応してい
  た店員達が最後ににこやかに
  『有難うございます』
  と滑らかな口調の日本語でお礼を言われ意表をつかれた。

  (Staff of Jeweler's store)






  最後に2人が入ったのはネクタイの専門店だった。蝶ネクタイ、棒タイ、スカーフとカラフルな
  ネクタイ類が所狭しと陳列されていた。タイは軽くて、嵩張らず海外旅行の土産としては良
  い選択である。ただ好みの難しさがある。吉原氏はお土産にと言って何本も選んだ。イタリ
  ア製、フランス製と色々ある。何日も一緒に観光をし、食事をし自由時間には2人で買い物
  までしていたが、お互い日本のおじさんと言う共通の意識(?)。彼が東京弁護士会に所属
  する現役の弁護士と知ったのは帰国して大分たってからだ。
                                   


私は吉岡公義氏とのプラハでの再会を約して
いたので夕刻吉原氏と別れるとパレスホテル
へ向った。ホテルはどの通りになるかと意識し
て歩いたが、いつかヴァ―ツラフ広場の大通り
に出ていた。

さすが人が多い。プラハ一の通り。今たくさんの
車が走っているが、この通りこそがかつて1968
年ソ連軍の戦車が抵抗するプラハ市民を蹂躙
したあの『プラハの春』のヴァーツラフ広場であ
る。

 (ヴァ―ツラフ広場)
  
   




  シルクハットのドアマンがいかにも似つかわしいクラシックなホテルで吉岡夫妻に再会。ホ
  テルで紹介を受けた川岸のドンジョバンニと言うイタリアン・レストランに出かける。ドナウ
  川のクルージングでお会いした資生堂の畑夫妻、森親子もご一緒した。

  こちらの夕食時間には少し早いか他の客は未だいなかったが、我々の予約席は既にセッ
  テイングされていた。ボーイが持ってきたメニューは幸い英語で書かれていて一安心。皆
  でメニューとにらめっこをしたが、結局各自好きなものを何か一品オーダーして、あとは中
  華のように皆でシェアして食べ様と言うことになった。飲み物は日本人の我々は先ずスタ
  ートはビール。その後は赤、白のワインをそれぞれボトルで貰う。









           (Mr.& Mrs.Yoshioka,Maki,Mr.Hata,Mrs.Mori and Mrs.Kato)
            
    翌7月16日(日曜日)早朝、バスでプラハ空港へ向う。11時過ぎ来る時と同じ
    ように、ドイツのフランクフルト空港に到着。2時間程のフリータイムの後、ルフ
    トハンザで成田へ向う。印象深かった今回の東欧の旅。

  
 へ戻る