バイブリ―を訪ねる  
   A   2001年7月   


バーンズリ―・ハウスをあとにするともう15 
分も走ればバイブリ―だ。細い坂道を下って
来て正面に緑の蔦で覆われた古い3階建て。
確かにこれはガイドブックで見ていたスワン・
ホテル
だ。

小さな橋の手前右角の道路脇に狭いスペー
スがあり、2,3台の車が止めてある。ここな
らしばらく駐車できそうだ。ほとんど人影はな
い。雨は小止み。

車を降りてスワン・ホテルとその前を流れる
コルン川をカメラに収める。稀に車は通るが
人は通らない。バイブリ―の景色を独り占め
で川沿いを歩く。

   


















                                     (The Swan Hotel)


 

あの有名な17世紀地元の機織職人の長屋と言われた
アーリントン・ロウを撮る。7,8軒が連なった一棟である。 
ナショナル・トラストの管理下にあるというが、300年に
亘りメンテされて現在まで人が住んで生活している所が
すごい。

決して単なる過去の遺物としての観光名所ではない。ガ
イドブックによれば14世紀の羊小屋がそもそものスター
トだと言う。
















           (Arlington Row & My Rentacar Corsa 1.2)



アーリントン・ロウにも私がアッパー・スロー
ターで泊まったと同じような領主の館がある。
車で走ってみるとバイブリ―・コート・ホテル
と言われ門から館までゆったりとした長いア
プローチ。館の作りや前庭の広い敷地はそ
っくりだった。

その帰り道にはバイブリ―唯一の教会であ
セント・メリー教会に寄る。右の写真は車
の中からのスナップである。実は900年の
歴史を持つこの教会の裏手には付属のロー
ズガーデンがあるのをその時には知らなか
った。

         (St.Mary's Church)
  
























   





その後はまたコルン川沿いに戻って車を止め、    
先程から遠くから写真を撮っていたアーリント     
ン・ロウへ歩く。手前の畑は麦が黄色に実り
朝陽を浴びて輝いている。この小さな村も工芸
デザイナーで作家のウイリアム・モリスに「イン
グランドで一番美しい村」と言わしめた。

浅いコルン川にはたくさんの藻が生えて流れに
なびいているが、よく見るとそこに大きな鱒の
泳ぐのが見える。


   (Petrol Station)        

  
   バイブリ―を発つと14,5キロ走ってBurford 
へ出る。そこから約30キロ飛ばしてオックス
フォード。レンタカー屋に戻る前に幹線の
A40号線で予定通り給油する。

   英国のスタンドには日本のようにサービス
マンは一切いないので初めてのセルフ
サービスの給油にトライ。レンタカー屋では
アンリーテッドと言われていたので無煙ガソリン
   のポンプを取る。


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