カッパドキア (2)
   Kappadokya  (2)

         絨毯工場で1時間近くも浪費させられて、それを取り戻すかのようにカッパドキアの
         あちこちを走る。充電が出来ないためデジカメは使えない。買い足したフィルムで
         シャッターを切る。

 ゼルベ 
  Zelve 
                               

                                      
キノコ岩が連なる様はまさにここはカッパドキア。
もう少し時間があれば小高い丘の上から写真を
撮りたいと思ったがチョッと無理のようだ。

写真右: 岩山の一つ梯子で上がると空洞だが
かつての住居跡のようでもある。たまたまそこに
来ていたカンボジアかベトナム系か若いカップル
がシャッター切りましょうかと声を掛けてくれた。

写真右2: キノコ岩の麓には土産店が幾つもテントを
張っている。たまたまその一つでワイングラスを見つけ
た。淡いグリーンの地に茶系と白の曲線が縦に走る。
トルコの地元の石の手作りと言う。その柄も自然石の
まま。陶器ではない。$10だと言う。
私は10リラと言っ
たが結局$8に下げた。$2のおつりが手元になく隣の
店に駆け込んで行った。
   

                         

 洞窟レストラン

   
                                                                           
  ランチはこのカッパドキアにある洞窟レストラン。
   岩をくり貫いた薄暗い通路を入ると
大きな空間。
   周りがそれぞれくり貫かれてテーブルがある。
   写真上: 我々ツアーの一同。左から鈴木夫妻、
   石塚さん & 井伊姉妹。
洞窟レストラン入り口。店のおじさんも一緒に撮った。
レストランの隣のコーナーには同じTabix のツアー
の14,5名がいたが、売店でも会った年配の一人に聞
くと研修名目の会社のトルコ・ツアーだと言う。一人だ
けネクタイ姿のおじさんは「石屋なので洞窟に行っても、
この石がどうのこうの言って見てくる」と言う話。
まわり
のおばさん
達に研修の様子はない。

    デブレント    
    Devlent
                                                                      
デブレント。様々な動物に似た岩があると言う。とりわけ
写真上左: ラクダの岩山。
写真上右: 土産店の店主さん達。左のおばさんは私が
10リラでシャツを買った隣店の主。チャイを飲みながら一服。

写真左: 最後の予定にあったトルコ石の店で。
私がたまたま目にとめたトルコ石のペンダント。最初の説明

にあった深い地層から掘り出されたトルコ石にはブルーに
白っぽい縞模様が入っていて珍重されると言う。トルコ石は
世界中で産するが、トルコ産のトルコ石は実はトルコ国内で
しか売られていないと言う。
それはともかくその石は$385の正札付き。4万は遥かに
超える。消費税の18%は免税されると言う。交渉の中で
カードよりキャッシュの方が値切れると踏んで円をベースに
ユーロと更にドルを上乗せして合意。営業マンの彼は満面
の笑みを称えて握手を求めてきた。それを見て上司の彼女
は彼の腕を取った。

         

  カイマクル地下都市 
       Kaymakli
                          
  
                                                                        
カッパドキアの最後の訪問地は地下の洞窟。数百も
あると言うが公開されているのは数ヶ所のみ。カイマクル
地下都市は有名な一つ。地下8階の内4階までが発掘済
み。岩石を掘ってよくこれだけのものが作れると思うほど
に迷路のごとく縦横無尽に通路が走っている。幅も狭い
が腰をかがめないと歩けない高さの通路も多い。各部屋
が住居、炊事場、貯蔵庫,洗濯場などと用途ごとに分か
れていた。


古い記録ではBC4世紀頃には一部地下都市が出来たと
いう説もある。
特にAD7世紀にはアラブ系、イスラムの圧
を逃れたキリスト教徒の隠れ家と言う。地上から地下
8階まで貫く空気孔を見ることが出来た。何千人の人が
生活
していたと言うから驚きである。キリストへの信仰
がその過酷な生活を支えたのか。

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