ロンドンを訪ねる (2) 


                                       

    

 ロンドン2日目、7月9日(金曜日)は朝か
 らケンブリッジへ出かけた。夕刻6時半
 にキングス・クロス駅でロンドン在住の
 後輩、林君と待ち合わせた。K社ロンド
 ン・オフィスのディレクター。
    
       
 何年ぶりの再会になるか。2年前ロンド
 ン赴任の話を聞いてその前に食事でも
 と思いながら機会を逃した。

    

    

    
                          
      (A Pub near  the Station of  Edgeware Road)


                                
 

 駅の近くに適当なパブが見つからず彼は私のホテル
 に近いエッジウエア・ロードまでタクシーを飛ばしてく
 れた。はじめ地下鉄に乗ろうとしたがチケットのない
 私が並ぶ窓口は長蛇の列。今日は金曜日の夜だ。
 駅のタクシー乗り場もそれに負けない程の列。この
 時間で東京では考えられない。


 彼とは一緒の職場で働いた時期はない。しかし私が
 新入研修で担当業務の講師をしたのが縁で何故か
 知っている。在英2年、2人の小学生はもう英語に
 全く不自由ないと言う。彼自身休暇では家族と共に
 車でヨーロッパに渡り奥さんの妹が仏人と暮らす南
 フランスまでドライブする。苦労も多いが英国での
 生活をエンジョイしてる様子。


   (Mr.Shigeru Hayashi in the pub)  

 

   

食事は結局パディントンまで付き合ってくれ
イタリア・レストランでスパゲッティを食べた。

    会社から出張で来る人は少ないと言
    う。むしろ赴任前営業で担当していた
    慶応の先生方がよく来られると言う。
    ホテル前まで送ってくれ彼はこれか
    ら地下鉄でリッチモンドまで帰らなくて
    はならない。
    仕事の後ご苦労さまでした。


    
右の写真はパディントン駅近くのホ 
    テル群のビル。ヒースローに便利な
    ので中小のホテルが多い。今回食
    事はコンチネンタルではなくEnglish 
    Breakfast、風呂はシャワーではなく 
    Bath を条件にインターネットで探し 
    た。

  

  

 パディントンのホテルは2泊づつ別のホテルにした。いず
 れも駅から歩いて3,4分。朝食は当たりだったがバスは
 シングルのためシャワーのみ。しかし夏だからこれは許
 せる。部屋があまりにコンパクトには参った。安宿(1泊
 60ポンド台 \12000ー3000) だから仕方ないか。



        <  Kew  Garden >





    ロンドン3日目、7月10日(     土曜日)は郊外の
    王立植物園、通称 Kew Gardenへ行く。
    地下鉄マップでは途中アールズコート辺り
    で乗り継ぐかとフロントで聞けばディスクト
    リクト線一本で行くと言う。


    
これは楽だと思ったのはロンドンの素人。
    パディントン駅に着いて小さな掲示板に各
    線の営業状況が書き出せれていた。パデ
    ィントン駅に入っている地下鉄4線のうち
    このディスクリクト線と市内を循環するセ
    ントラルは Engineering のため不通で
    はないか。

       



                                                                              (Victoria Gate of Kew Garden)
   
   


 地下鉄マップとにらめっこ。キュー・ガーデンは
 リッチモンドの一つ手前だが都心に向かう線
 はこの地下鉄線の他メトロ・リンクの電車線を
 発見。パディントンから一昨日乗ったベイカー
 ルー線を郊外のウィレスデン・ジャンクション駅
 に出れば接続可能。よしこれで行ってみよう。
 





    (Palm House)                     
    

   ガーデンと言うイメージより広い公園と言う
   感じで、その中に3つのガラス張りの温室が
   あった。主に熱帯植物が生い茂っている。
   この日の天気は英国の天気そのままで一
   日気まぐれだった。今日は基本的には曇
   天である一時は暑いほどの日がさし、突
   然にわか雨。

   地下鉄が不通のせいか土曜日にしては

   人が少ない。



   

           
                


   
                                    


 ガーデンはとにかく広い。ロンドン都心のハイ
 ドパークやリージェント・パークの広さを考えれ
 ば頷ける。私は正面のヴィクトリア・ゲートか
 ら入って正面と左右の3ヶ所にある温室を巡
 回したが、大きな池もある後方の半分は足
 を運ばなかった。

 お昼は庭内のお土産とレストランの店に入る。
 ハムサンドにジュースと言う軽食。



     (Japanese Garden)


     写真右下: 正面の温室 Palm House の裏口から Syon Vista と言われる庭園奥 
             への一直線の道。この道を行って左手に Lake と言われる大きな池があ
             る。
     写真左下: 正面左の温室。Temperate House かなり丈の高いカナリア椰子などが
             見られる部屋もある。


                                    














     (Temperate House)                                                              (Syon Vista)

     

   もちろん帰りも迂回路線。 ウィレスデン・ジャンクション駅でベイカールー線に
   乗り継いだ。結構歩き疲れてこのままホテルへと考えながら、この線でその
   ままピカデリー迄出る。明日はブライトンでもう都心に出る閑はない。買い物
   のため三越に寄る。6時10分。店員さんに聞けば6時半には閉店と言う。バ
   ーバリのWallet。100ポンド弱。昨日ケンブリッジで買ったしなやかで真っ赤
   な革財布はその1/4 だったが。ブランドと言うことで。
                

 

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