PARIS   
   1994  

                            
                              

9月下旬ツアー4日目ロンドンから昼のフライトでパリへ向かう。ロンドンとの時差は丁度1時間。シャルル・ド・ゴール空港 のガラス張りの動く歩道が懐かしい。パリには楽しい思い出は何もないが14年ぶりの再訪。

フランス時間午後3時に到着。ホテルには入らずそのまま観光バスで4時からおよそ3時間のパリ市内観光。定番のコースでエッフェル塔に始まり凱旋門へ。 車が込むシャンゼリゼ通りにはフランスとどこか見慣れぬ国の旗が掲げられていた。
ガイドの説明では今ネパールの王様がパリ訪問中と言う。バスの車窓からセーヌ川を見てまたチェイルリー庭園をカメラに撮る。


  (Cathedrale Notre-Dame 1994)

  
  バスはシテ島のノートルダム寺院で止まる。皆バスから降りて寺院へ。
  ガイドの説明では12世紀から13世紀にかけて作られたゴシック建築
  の最高傑作だという。

  寺院正面扉の上の沢山の彫刻は聖書に忠実に再現された天国と地
  獄の図だ。文字の読めない中世の多くの人々はこれによってキリスト
  の教えを理解したと言う。
   


  翌日ツアーではヴェルサイユ宮殿に遠出した。ツアーを解散した夕方4時からルーブル美術館に出かけた。
   午後3時からは入場料が安くなるそうで20フラン,およそ400円弱と言う。 美術館の広い中庭の大きなガ
   ラス張りのピラミッドは初めて見る。14年前にはもちろん見かけた記憶はない。およそ3時間、館内を安野
   一家と4人で気ままに回った。名画例えばダヴィンチのモナリザ像の前はそれは大変な人の群れだった。
   それでも楽しい時間が持てた。
   
   ツアーはパリ三越で解散になりオペラ座前での撮影。
   昔は三越はオペラ座のすぐ前にあったがこの時はチョッと
   脇道に移っていた。
    (Musee du Louvre 1994)




パリのホテルは都心からは少し離れたパリ北東になる19区のPantin‐la Villetteのホリデーインだった。

ヨーロッパのクラシックなホテルとは対照的な明るく機能的な新しいホテルだ。私の合理主義はむしろこちらの方が好き。 朝食も見晴らしいの良い11階の展望レストラン。








  (Hotel-de-Ville 1994)(パリ市庁舎)

パリ4日目、9月25日(日曜日)午前2時フランスのサマータイムが終わった。時計を1時間遅らせる。日本では経験しないこと。

今朝はロンドン経由帰国の日。1人ホテルの裏の道を歩き小高い公園に出た。スターリングラード公園といったかしら。朝の時間でほとんどひと気のない静かな園内を散策する。 パリの市内が遠くまで見渡せた。





私は知らない土地を目的もなく歩くのは好きである。 特に名もない小さな公園や路地裏の小道を。泊まった
ホテルでも近くに何があるか必ず見て回る。

そんな時に寄り道をしたパリ郊外のスーパー。肉売り場のガラスケースの中には一匹さらの子豚が並んでい
た。また別の肉屋の店頭にはご覧のように沢山の鶏肉を機械で丸焼きにしていた。日本人にはチョッと馴染
まない街の風景かもしれない。
 
パリのフリーデイは午後からフォンテンブローへ出かける予定。私はホテルの近くを一人散策して いたが、安野親子は地下鉄で都心に出た。
お目当てはオルセー美術館のモネの睡蓮。
            (Holiday Inn in Paris 1994)

   午後1時25分BA309便でパリからロンドンへ向かう。ドゴール空港、ヒースロー空港と今
   回は免税店で買い物の時間は充分。クレジットのツケが怖い。 

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