London  1980  



2年ぶりのロンドン訪問。しかし昨年会社のロンドン・オフィ
スが出来たので前回の勝手を知らない一人の出張よりは
いくらかましだ。オフィスにしてはもったいない立地条件の
リージェント・ストリート、1階は宝飾店のビルの4階にあっ
た。

久しぶりの日本人訪問に筆保支配人は日本語が話せる
のが楽しいように饒舌に語った。オフィスがスタートして
ほぼ1年。外地でのパイオニアの苦労だ。





 
  (Edgeware Road,from my room 1980)

 今回取引先の訪問は英国内はもとよりオランダ,
 フランス と予定していたのでロンドンの名所を訪
 ねると言った時間はとれない。英国内でもイング
 ランド西部ではベイジングストーク、オックスフォ
 ード、スラウ。北部ではステイヴイナッジ、ケンブ
 リッジそして南部ではフォークストーンまで行く。

 大学出版局を始め学会の事務局、商業出版社、
 出版取次店と多様な訪問先である。

   




(Nelson)
        
                                                 

  

ロンドン2日目イングランドの南端フォークスト
ーンを訪ね、ロンドンのチャリング・クロス駅に
は夕刻戻った。

駅を出るとすぐネルソン提督の高い塔の建つ
トラファルガー広場だ。観光をする時間の無
い日程ではあるがホテルへ帰るひと時をたく
さんの鳩が群がる広場で一人静かな時間を
持った。


   






   (Trafalger Square 1980)
       

  初夏のロンドンの6時はまるで東京の真昼の
  明るさ。その後どんな道を歩いてピカデリー・
  サーカスまで着いたかよくは覚えていない。し
  かし2年ぶりのロンドンを散策するには快適
  な気候だった。

  ロンドン市内に泊まっていてもほとんど地方
  都市への日帰り出張の日々であった。翌週
  にはアムステルダム,パリと5,6日はヨーロッ
  パへ出張していた。

  久しぶりにロンドンに戻った翌日6月29日
  (木曜日)にはロンドンでの数少ない訪問先
  ーオックスフォード大学出版局と当時はまだ
  大英博物館の付属機関であったケンジント
  ンの自然史博物館を訪ねた。彼等が刊行
  していた機関紙の日本への輸入の件であっ
  た。




初めて入る館内は恐竜の化石から動物の剥製、
昆虫のコレクションと珍しい展示品が所狭しと並
んでいた。日本人は見かけなかったが小学校か
ら来ている生徒をはじめ訪問客で賑わっていた。


  (National History Museum 1980)








   



   

 
 一方この日はオックスフォードではなくロンド
 ン市内にあったOxford University Press
 のJournal部門のManaging Editorの
 Mr.Anthony Toyne とSubscription
 Department のMrs.Clayton を訪ねた。
  

                               (At the Office of Oxford Univ.Press)

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