エジンバラを訪ねる  
       A 1998年


                                 
  二時過ぎバスはいかにも頑丈な大きな岩の
ような城の前に着いた。厚い石造りの城門をく
ぐる観光客。バスを降りて見上げるエジンバラ
は美しいというより、厳めしく戦闘的な城郭に
見える。城の前の広場にはもう10台以上の観
光バスが駐車している。』
















   (Edinburgh Castle)







                 

                     エジンバラ城の正面
  

 
  『坂を上り切るといっぺんに視界が開け
城内の広場に出た。エジンバラ城はスコッ
トランド攻防の歴史の舞台でもある。右手
には城壁の沿って六門の大砲がずらっと
城外に向けて並んでいる。城の北側の防
衛にあたるアーガイル砲台だ。

 真っ黒な砲身の前後に車輪の付いた旧
式の大砲は、まるで市内に照準を合わせ
ているように見える。これらの大砲は15
世紀エジンバラ城の主ジェームス2世の
時代にベルギーから贈られた物だという。
・・・・・・・・・・・・
 さらに奥へ進むと今度は左に張り出した
城壁の前に四門の細身の大砲が並んでい
る。こちらは前一ヶ所にタイヤのついてい
る新しい大砲でスチールの一部が光ってい
る。迷彩服の現役軍人達が何人も周りを
行き来している。これは正に現役の大砲で
ある。』 




 













                                  
                                                 






  
エジンバラ城よりウエーバリー駅方面を見る

                        プリンス通りから見たエジンバラ城



 3時半にはニュータウンのエルビス・ロイヤル・ホテル
チェックインした。デイナーの6時半までそれぞれ自由時間。
私はBAの帰りのフライトのコンファーメーションを済ますと
カメラを持って街へ出た。

 『ちょうどエジンバラ城の岩山が終わる位置で右折し新市
街の坂を下る。雨は強くはないが降り続ける。路上に立つ
矢印のプレートにはクリスチャン・サイエンス教会と書かれ
ている。この道は人の流れもめっきり減って両側はオフィ
スビルに変わっている。

  一時止まって振り返り、雨に濡れた坂の歩道を急ぐ人々
の後姿をカメラに収める。路上の大きな交通標識はこの道
が国道A8号線でグラスゴーへ至ることを示している。』

( A STREET OF EDINBURGH)














                                                                       
     雨が降り出したプリンス通り         新市街地のホープ・ストリート



MOFFAT




  6月30日(火曜日)の朝。英国周遊バスツ 
アー3日目、英国へ来て5日目の朝を迎える。
今朝もヒンヤリとしており曇天。気温は15度
位だろうか。 今日はエジンバラを南下して古都
チェスターへ向う。

 2時間程走ってその途中一休みしたのが19
世紀には温泉場としても栄えたという、古い織
物の町モファット。

 『平屋建ての店には様々なスコットランド土産
品が並んでいる。・・・・・・日本のトラベル・エー
ジェントのツアーではアジア、ヨーロッパ問わず
必ず何ヶ所かのブランド品の免税店に寄るが、
この英国のバスツアー会社が寄った店が日用
品的な土産店なのが良い。』






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