グラスミアを訪ねる  
       A  1998年


 

  『モファットを出るとしばらくして一級国
道A74号線に出てさらに南下する。11
時過ぎにはグレトナでスコットランドを離
れてやっとイングランドに入る。さらに高
速M6をペンリスまで南下。ここからバス
は進路を西へとりA66号線を走る。そろ
そろ道も狭くなり起伏も多い山道に入る、
湖水地方だ。

  南北にカンブリア山脈が走るこの一帯
 の多くは現在はナショナル・トラストの
 管理下にある。私達のバスが訪れたの
 は山間の湖水地方で十余もあるという
 湖の一つグラスミア湖のある小さな村。 
 最も有名で一番大きなウインダミア
 湖の少し北に位置している。』
(A Restaurant in Grasmere)


                          
                                   
(Mrs.Tamura,Mr.Fuse,Maki and Mrs.Shirai)
                          

 
  『教会の前で5人が揃うと時間のある内に 
 ランチにしましょうということになった。大層
 なレストランでなく手軽にということでサンド
  イッチ・バーの看板の店に入る。

  私はチーズとピクルスのサンドイッチを注
 文しガラスケースから自分でコーラをとる。
  皆思い思いのパンと具を指定して店の前
 の小さなテーブルを囲んで腰掛ける。』
 














    (Dove Cottage of Wordsworth)
  

 
 『その店から折り返しバスの駐車場を通り
 越して少し行くと、ワーズワースが一歳違
 いの妹ドロシーと、そして結婚してからは
 妻のマリーとも暮らした住居がダヴ・コテ
 ージとしてそのまま保存されている。その
 隣には現在ワーズワース博物館も出来て
 いる。
 
   草が生い茂る庭まで入ったが、時間が
 なくなり建物には入れなかった。白い壁
 には蔦が走り、ピンクの薔薇がちょうど
 建物の二階まで伸びて綺麗に咲き誇っ
 ている。』







                              






                    

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