フュッセンを訪ねる  
      A   2002年6月




6月28日今朝のモーニング・コールは
6時。10分前には目を覚ましていた。
6時45分には昨晩洗ったが乾いていな
い下着をトランクに詰め込み廊下へ出す。
その足で地下の食堂へ。


7時半にはホテルを出発。今朝は雨だ。
気温も19度までしか上がらないと言う。

Füssen はミュンヘンから南西に約100
キロの距離にある森と湖に囲まれた保養
地である。スキー客や登山客で一年中人が
訪れる。しかし何と言ってもこれから行くノイシュバンシュタイン城がフュッセンの観光の
                                      ハイライト。

        (Neuschwanstein)

                                       

      雨の中アウトバーンを走り抜ける。8時には
      早くも前方にアルプスの山並みが現れる。
      スイスのチロル地方も近い。添乗員の説明
      ではかつては全土が森に覆われていたい
      たドイツも現在はその7割以上が失われた
      と言う。

      ノイシュバンシュタイン城はバイエルン地方
      の若き王ルートビヒ2世がワグナーの歌劇
      に登場する騎士への憧れが作らせた城と
      言われる。17年かけて1886年に完成し
      ている。
     
      しかし王自身は完成の3ヵ月後には狂人の
      汚名を着せられて城から追放され、近くの
      アルプ湖で水死体として上げられたと言う。

      

      


   



遠目ほど美しく見えるノイシュバンシュタイン城。
この日は雨が降り止まずカメラで狙うドイツの
名城もほとんで霧に煙って見えた。

城からの下山がまた大変だった。下りは歩き
で降り止まぬ雨のなかを30分も歩いただろう
か。途中雨は一層激しく降りつけて皆濡れなが
ら黙々と山を下った。

午後1時にはドイツを後にして目指すスイスに
向った。しかし雨はまだ止まない。









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