１０月３１日（金曜日）朝９時にはポルト
　　を出発。７０キロほど南に下り水の都
　　アヴェイロへ向かう。丁度ポルトとコイ
　　ンブラの中間点に位置している。

　　この街の特徴はアヴェイロ駅のタイル絵・
　　アズレージョである。白い三階建てに青
　　の絵模様のタイルが見事な調和。ブサコ
　　の旧離宮では壁面を飾っていた歴史絵。
　　注意していればポルトガルの色んな場
　　所で見かけるアズレージョ。

　　　　　　（タイル絵が美しいアヴェイロ駅）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　

　　　　　このアヴェイロ駅にはいつも乗り降りす
　　　　　る地元客だけではなくしばしば我々のよ
　　　　　うな観光客がアズレージョを見るために
　　　　　やって来る。右の写真は電車を待つ地
　　　　　元の人を、バックのアズレージョと共に
　　　　　シャッターを切る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（美しいアズレージョと地元民）

　　　　　　　

私自身もアヴェイロ駅構内でシャッターを切って
貰う。アズレージョの絵の多くは地元アヴェイロ
の風景やポルトガルの名所だったりする。

２４人の東洋人が小さな駅の内外をタイル絵を
写真に撮りながらウロウロする。慣れているは
ずの住民もやはりカメラは気にかかる。
　　　　　　　（アヴェイロ駅構内の牧）
　　　　　　　

　　　　　アヴェイロ駅前のビルの１階お菓子屋にはも
　　　　　う一つこの街の名物があるという。それはオ
　　　　　ヴォス・モーレスと言う。添乗員がポルトガル
　　　　　の最中のようなお菓子と言う。

　　　　　卵の黄身を砂糖で味付けして最中より少し
　　　　　固めの皮で包んでいる。一切れ試食したが
　　　　　結構甘い。ツアーの人達も次々買っており
　　　　　私もお土産に便乗する。一箱１０ケ程入って
　　　　　５．７０　ユーロ。およそ￥７４０。

　　　　　日持ちすると言うので日本へ持ち帰ったが
　　　　　甘過ぎて家族からは敬遠された。私自身も
　　　　　試食が一切れだったので食べられたと言う
　　　　　こと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ケーキ屋の喫茶室前でトランペットを奏でる男）

アヴェイロ駅は街のはずれにありバス
に戻って街の中心プブリカ広場へ出る。
丁度運河に架かる橋の袂でバスを降り
街を散策。気がつくと街の石畳が丁度
アズレージョのように色々な文様が入っ
ていた。

しばらく添乗員について市内を回った
処で解散になった。そんなに大きな街
ではなく私は写真を撮る為に運河沿い
を一人で歩く。

　　　　　　(レプブリカ広場付近）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　運河にはカラフルなペイントをされた
　　　　小舟モリセイロが何隻か見られた。こ
　　　　れは運河の潟に発生する海藻を取る
　　　　ための舟と言われる。この藻は牧草
　　　　を育てるための肥料として使われる。
　　　　
　　　　運河の前の小さい公園まで来た時べ
　　　　ンチにかける男性と目が会った。私は
　　　　反射的に
　　　　「地元の人ですか？」
　　　　「いや、違いますよ」
　　　　「どちらから来たんですか？」
　　　　「ノルウェーからです。ポルトガルへ魚
　　　　の輸出の仕事をしています」
　　　　「アア・・アヴェイロには出張ですか」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（運河に停泊するモリセイロ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

それからしばらく私もベンチにかけて話
をしていた。ランチの集合時間が近ずき
席をたった。

お昼のレストランはチョッと脇道の二階
にあった。今日のランチはスープに烏賊
グリル。これは私の口にあった。一緒に
添えられたジャガイモなどの野菜も味付
けが合う。丸焼きの烏賊を２匹ペロリと
平らげた。デザートのクリーム・プリンは
甘さもまあまあ。

　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　

　　　　アヴェイロの街角で見つけた靴磨き
　　　　屋。東京では今や珍しい風景である。
　　　　結構大仕掛けな店構えだ。普通日
　　　　本ではお客が腰掛ける一番簡単な
　　　　椅子があるだけだが。

　　　　私が立ち止まってチョッとシャッター
　　　　を切ると、フラッシュで気付いたお客
　　　　が私を見て手を上げた。私も笑顔で
　　　　応える。

　　　　午後１時半、今日の目的地コインブ
　　　　ラへ向かう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（街角の靴磨き屋さん）

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