ワシントンの旅  
     1981年6月

  6月16日(火曜日)早朝ニューヨークのホテ
  ルを出てタクシーでラガーディア空港へ向か
  う。ワシントンへの日帰り出張である。ニュー
  ヨークと首都ワシントン間は毎日ビジネスマン
  が行き来する。それだけに両市を結ぶシャト
  ル便が飛んでいる。

  飛行機に乗り込んでからクレジット・カードを
  出して乗車券を買った。片道$59.00。
  この手軽さは日本にはない。客が乗り込み次
  第順次飛び立って行く。



          (Capital)    

  
  ワシントンの空港に着き次第メリーランド州 
  Silver Spring の Scripta 社へ向かう。
  タクシーでおよそ30分も走って同社に10時
  には到着。

  アメリカではまだ比較的新しい出版社である
  がなかなか興味あるジャーナルを幾つか出版
  していた。早速V.ウインストン社長に面談。
  初対面ではあったが話しが弾みランチに招
  待された。連れて行かれたレストランが何と
  Sakura という日本料理の店だった。

  衣がチョッと厚い天婦羅とは言えこの地方
  都市で和食に出会ったのは意外だった。

                                 
















                                              (GPO Office)
   

   午後にはワシントンへ戻り米国政府機関のUS 
   Goverment Printing Office 、通称GPOを訪ね
   た。米国政府印刷局で議会記録から政府機関の各種
   統計さらに研究報告にいたる迄膨大な情報、文献を
   発行している。プリンテイングは即出版業務である。

   貴重なデータや情報を発行しているだけにその遅延や
   未着というトラブルは日本のユーザーにとっても大きな
   マイナスである。とりわけこの80年代初期はまだオン
   ラインで情報を入手できる時代ではなかった。

   初めてのワシントンであったがもちろん観光をする時間
   はなかった。6月とは言えとてもジャケットを着て歩いて
   はいられない陽射し。ワシントンは暑いと言う印象だけ
   が残った。あれが国会議事堂だと言って外から眺め
   るのが精一杯だった。夕刻にはシャトル便でニューヨー
   クへ向かった。
 

    (Capital & Maki)           のトップへ戻る         
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