アッシジを訪ねる

       1997年9月

9月23日(火曜日)朝ローマのホテルを観光バスで出発する。ローマから北に向けて車で185キロの距離。3時間余の道程。初めてのイタリアの野山を走る。 アッシジは小高い丘の上にあり遠くから聖フランチェスコ教会の建物が望める。

(聖フランチェスコ教会 1997年)



中世の町アッシジは城壁に囲まれた小さな聖地であった。世界各地から観光客だけではなく多くの信者が訪れる。大寺院は聖フランチェスコ没後、 25年かけて1253年に完成している。

豪商の放蕩息子が投獄の末、神に総てを捧げる信仰生活に入
る。大寺院の中には聖フランチェスコの生涯を描いた大きな28枚のフレスコ画が飾られている。私達がその2日後ベネチアの観光をしていた時だったか、 アッシジ地方に大きな地震がおきて聖フランチェスコの壁が一部崩れ落ちたと聞かされた。

聖フランチェスコ大聖堂からは遥かに遡った古代ローマ時代の遺跡ミネルヴァ神殿。その円柱も正に時代を偲ばせる。

この神殿の前はコムーネ広場と呼ばれ多くの旅行者の憩いの場でカフェテラスやレストラン、土産物屋などがある。私達もお昼にはそんなレストランの一つでピザ等を食べた。

(ミネルヴァ神殿 1997年)



コムーネ広場の端の土産物店の大きな窓のガラスには丁度ミネルヴァ神殿が映っていた。この道を右に行くとホテル・アレキサンダー。左には郵便局もある。




小さな町アッシジはどの道を歩いても、ふと立ち止まって見上げると絵になる。異国でありながら何故か郷愁に似た感情を抱かせる。





アッシジの名もない通りの幾つかが私の被写体になっていた。私自身ほと
ど無意識にシャッターを切っている。









左の写真は美和子さんの友人、四日市から参加した種瀬さんの撮影。海外へは1人で行くことが多い私にとっては写真を撮ってもらうのは少ないチャンス。
 
アッシジの町を歩く安野さんと一緒に。この後、私達のツアーバスはアッシジから200キロ離れたフィレンツエに向かう。









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