ベネチアを訪ねる
   1997年9月
 



9月24日夕刻ピサを出発したバスはおよそ4時間かけてイタリアを西から東へ横切ってベネチアに着いた。途中ボローニヤ近くで一度だけ一服した。郊外のRamada Hotel に着いたのは8時20分になる。夕食は9時、やっと骨付きポークにイタリアの白ワインにありつける。





翌朝は小さな船に乗り込み文字通り水の都ベニスに向かう。左手には丸いドームのサンタ・マリア・デラ・サルーテ教会。船上からの景色は正に海上に浮かぶ街である。
私は揺れる船の上から2台のカメラでシャッターを切る。ベニスの街中は運河が縦横に走るとても狭い街並の印象を受けたが、そのアプローチはアドリア海のベネチア湾であり決して狭い景色ではなかった。

      
(ヴェニス港 1997年)


下の写真は9世紀に創建されベネチア共和国の太守の政庁であり同時に宮殿でもあったドウカーレ宮殿の正面。大改築がなされた15世紀には地中海を支配する勢いであったと言われる。宮殿の前には広大なサン・マルコ広場が広がる。

左の写真はその宮殿の窓越しに眼下のベニス港を見る。手前には沢山のゴンドラが停泊している。







サンマルコ広場を始め観光客がひしめき合っているようなベニスの街。狭い路地をひっきりなしに行き交う人、人。交通手段としての車は一切使えないと言うのは正に当然。その代わり観光用のゴンドラだけでなく、水上バスと水上タクシーがある。











     ( ドウカーレ宮殿の入場券 1997年)

                          (ドウカーレ宮殿の正面壁面 1997年)
                                             

    

左の写真は海岸沿いに伸びるスキアヴォーニ海岸通り。世界中からの観光客ツアーがやって来る。










  

  (客待ちのゴンドラの船長 1997年)





ランチを食べたレストラン。イカ墨の細いスパゲッテイーが特に美味しかった。本場のスパゲッテイーはあまり期待していなかったがこの店では納得。
皆さんも満足の昼食だった。










少し離れたムラノ島まではやはり船で移動する。これもツアーのコースに入っておりベネチア・ガラスの実演作業の見学。我々の訪ねたベッキアムラノの工房を見学。立派な店の奥に工房はあった。
店のショウウインドウの色鮮やかな花瓶やグラス類の数々。値札を見ると一つが10万円以上のワイングラスも珍しくない。

午後2時にはこのムラノ島から舟に乗る。観光バスに戻るとベローナに向けて125キロのドライブ。







ヴェローナを訪ねる
  1997年9月













ベネチアからおよそ125キロ。小さな街、ベローナに到着。シェークスピアのロミオとジュリエットの舞台となった家で有名。全く何でもない古い建物の2階にある小さなテラス。そのテラスにジュリエットが立っていたと言う。

ベローナの街自体はそれ以外に取り立てて言う程の物は何もない。短時間の滞在であったが、午後5時にはイタリア・ツアー最後の目的地ミラノへ向かう。








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