ミハスを訪ねる    


        1996年

9月30日(月曜日)午前中はアンダルシア地方の古い都市グラナダのアルハンブラ宮殿を訪ねた。ランチを取ったあと午後1時半にはバスでミハスへ向かった。およそ2時間走ってミハスに入る。

ミハス山脈の山麓に小さな村が見えてくる。スペインでも最南端に当たるこの地方はもう9月末とは言え眩しいような強い太陽の日が注ぐ。真っ白な家々が輝いている保養地。



       ミハスの村1996)


ミハスの街ではおよそ2時間のフリータイム。決して広くない街の土産物店を覗きながら狭い坂道を歩く。ロバが引く街のタクシーがパカパカとのんびりとしたリズムを奏でる。

アンダルシア地方には日本からもリタイヤーした人達が移住して暮らしていると聞くがこの辺りののんびりした時間はせわしない東京のテンポとは異なる。日本人ではないが街にもゆっくりと散策する老夫婦を見かける。





                                                 (ロバのタクシー 1996)


この小さな村にも闘牛場が一つある。マドリッドでもそうであるが闘牛場は年中開催中という訳ではない。私自身今回のスペイン滞在中には闘牛を見る機会はなかった。

実はここは闘牛場ではなく Museo Taurino闘牛博物館とは後で判ったこと。限られたミハスの滞在時間でツアーの人々も皆思い思いの時間を過ごしていた。私はとにかく写真を撮ることが優先していた。ミハスの丘からの眺望はもちろん細い路地のさりげない風情も好きだ。





この街は白い家と強い日差しがテーマだ。

帰りのバスはミハスを下り、右手には地中海沿いのコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)を見ながらマラガへ走る。眼下はスペイン屈指のリゾート地が続く。文字通り降り注ぐ太陽と視界に広がる地中海の景色。

夕刻6時40分発でマラガ空港よりスペイン最後の訪問地バルセロナへ向かう。

         (マラガ空港 1996)













へ戻る
のトップへ戻る