へレンドを訪ねる |
A 2000年 |
7月12日(水曜日)朝8時45分チェック・アウト。バスはブダペストを出ると一路へレンドへ向けて2時間程走り続ける。ハンガリーは農業国といってよいか、道路の両側は小麦やとうもろこしの畑が続く。
(The Way to Herend from Budapest)
ヘレンドはハンガリーの高級陶磁器の里 でヘレンド窯と言う。私は何の知識もなか った。畑の続く中に小さな村里がありヘレン ド陶器の美術館とその窯元の展示販売所 とも言うべき綺麗なショールームがあった。 ガイドブックによれば1826年の創業で機 械による大量生産は拒絶して今まで頑固 な手工業生産を守っていると言う。それに よって世界でも最高の品質と言う評価を得 ている。 |
(Herend Porcelan Múzeum ヘレンド陶磁器美術館)
ヘレンドの里では生憎雨に降られた。観光
客も多くは無く美術館もゆっくり見学出来た。
170年余のヘレンド陶磁器の歴代の代表作
が時代を追って展示されている。
ハンガリーのマジャール族がアジア系民族と
言うことと関係があるか判らないが、とても東
洋的なデザイン、絵柄の作品も見られる。
陶磁器の展示とは別に1階のロビー奥には 写真の展示もされていた。ハンガリーの田 舎の風景が幾つも切り取られていた。ハン ガリーの地元の写真家の作品である。 私は陶磁器とはまたべつの意味で興味ある 作品であった。 |
直売店を覗いてみると、ちょっとしたコーヒー
セットが半ダース35万円とか、ワイングラスが
1ツ5万円とか。簡単に土産物として買える値
段ではなかった。
しかしこれを当てにして来ている日本人の観光
客もいて動物の可愛い置物とか、ティーセットな
どが売れていた。別のツアーの日本人達もいた。
昼には我々のバスは次の目的地パンノンハルマ
に向った。
(Herend Porcelan Shop 直営店)